Table of Contents
1 はじめに
今回のエントリーでは、英語上級者は結局なにをすればいいの、というあたりを考えてみたいと思います。 なぜこのようなやり方になったかについては、前回のエントリー を参照ください。
2 上級者は何をすべきか
2.1 Comprehensible Input(CI)をメインに据える
意味の追えるインプットを可能な限り大量にすることを学習の基本に据えるのがいいと思います。
2.1.1 リーディング
小説好きな人は小説を、時事問題好きな人はTIMEやThe Economist等の雑誌を、ノルマを決めてこなしていくことがいいように思います。その他、調べ物をする時に英語で検索することを習慣化するといいでしょう。日本語の情報よりも幅広い、多くの意見が入手できます。
私はTIMEを定期購読していて、苦手なエンターテインメント以外の記事をすべて読むようにしています。TIMEは知らない間に隔週になっていて、今日読まなきゃというプレッシャーはそれほど高くありません。
2.1.2 リスニング
海外ドラマやPodcast、YouTubeビデオなどを毎日欠かさず視聴するのが良さそうです。Podcastは毎日更新されるニュース番組をペースメーカーとすれば、非常にコストパフォーマンスが高い(というか、無料です)と思います。
2.2 スピーキング
CIのみではどうしても不足してしまうのがスピーキングです。スピーキングは、楽器演奏やスポーツのように、理屈ではなく、英語を話す筋肉を鍛えることが必要です。
音読やリピーティングを毎日20分は繰り返しましょう。キーワードは「習慣化」です。毎日の積み重ねを長年続けることが大事です。その際、お手本の英文は必ずネイティブが話している音声を使い、これを可能な限り真似ることが必要です。現実的には、テキストに付いているCDは使い勝手が悪く、online tutorsは非常に高くつきます。そこで、AIを使ったtext-to-speechのWEBサービスを利用するのがよいと思います。私はluvvoice という無料サイトを使っています。
具体的なスピーキング訓練方法については こちら を参照下さい。
2.3 ボキャビル
ボキャビルは、あなたがCIとして使えるリーディング教材の範囲を広げてくれます。英検1級用パス単レベル(語彙数10000-13000くらい)までは意識してボキャビルすると、学習効率を上げることができると思います。ボキャビルはあくまでCIを補助する目的でするのがよいでしょう。逆に言うと、効率を気にしないのであれば、ボキャビルは必要ありません。ボキャビルはある意味チートであって、正攻法はCIです。
紙のテキストのみを使うのではなく、発音機能付きのアプリを使うべきです。(日本人以外の)ボキャビルマニアの間ではAnkiアプリの人気が非常に高いです。
具体的なボキャビル方法については こちら を参照下さい。