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7/12/2024 手動で復旧しました。なにか壊れているかも。。。
1 はじめに
アメリカに長年住んでいればスピーキングは何とかなるだろう、と思っていたのですが、トータルで8年近く住んでも相変わらず残念な状態なため、気合を入れて勉強することにしました。
2 現状
どれくらい残念かというと、、、
- 話したい単語がリアルタイムに出てこないことが多い
- 少し複雑なことを言おうとすると、その前に頭の中で作文しておく必要がある
- 人の話を聞きながら頭の中で作文することはできない
という感じです。これはつまり、英語の単語や文法を意識しないと英語が話せない状態です。 もちろん普通のアメリカ人はこれらを全て自然に、無意識のうちに行えるので、彼らの意識は100%話す内容に集中できます。どおりで、私が英語で話すとIQが80%も落ちた気になるわけです。 ミーティングなどでどうしても発言が少なくなってしまうという弊害が出ています。
むかしマニアックに英語の勉強をした時は、日本にいて日本の会社で働くにはスピーキングはプライオリティーが低い、と考えてスピーキングの勉強をばっさり切り捨ててしまったのが、今となっては痛いです。言葉はコミュニケーションの道具ということが、今更ながら身にしみます。。。
3 アメリカ口語教本 中級用
文法や単語を意識せずに話せるようになるには、私の「無意識」に働いてもらわなくてはいけません。そしてそのためには、スポーツや楽器演奏のように、繰り返しトレーニングして体で覚えるプロセスが必要です。
実は、そのための本を日本から持ってきていたのでした。一部のマニアックな層にロングセラーを続ける アメリカ口語教本 中級用 です。アメリカに住んでいて、この本にお世話になるとは情けないですが、8年住んでいても上達しないのであれば仕方がありません。
アメリカ口語教本のすごいところは、身につけたい英文の言い換え練習を徹底的に行うところです。Pattern Usage DrillあるいはPattern Practiceと言います。単なる例文の音読や暗記に留まらず、実際に例文のパターンを使えるようにします。
この本にはCDが付いているのですが、英語が気味が悪いほど遅くて、とても使う気になれないところがこの本の弱点でした。しかし、AIが発達してtext-to-speech(テキスト読み上げ)機能が驚くほど自然になってきたので、むしろCDは使わず、AIのテキスト読み上げ機能を使うのがオススメです。
無料でtext-to-speechを使えるサイトをいくつか試したところ、Luvvoice というサイトのAIが話す英語がとても自然でよかったので、これを使っています。ブラウザーにもtext-to-speech機能がついてますが、雲泥の差です。もう音声付きのテキストをわざわざ探して買う必要は無くなったと言って良いかもしれません。
4 オススメの勉強方法
まずはテキストエディタなどにテキストの英文を入力します。これが微妙に面倒なのですが、この本の英文が載っている サイト を見つけたので、そこからコピペすると楽ができると思います。
テキストが用意できたら、それをLuvvoiceのようなテキスト読み上げサイトにコピペして、1文ずつpauseしながら、発音やイントネーションを意識して、聞いた通りに英文を声に出します。つっかえるところは何度も練習し、英文を見なくてもスラスラと言えるようになるまで繰り返します。
最初に10〜20くらいの英文をサイトに貼り付けたあと、うまく言えるようになった文から消していくようにすると、苦手な文に集中して多く練習できます。CDだとこういったことがやりにくいので、その意味でもtext-to-speechサイトを活用するのがいいと思います。
まずはSection 2, 3, 5, 7あたりの例文を入れてしまいましょう。これだけで結構な練習量になります。
まずは打ち込んだ例文のtext-to-speechを使った音読を毎日5,6回繰り返すことを1週間ほど続けます。そうするとその章で出てくる主要な英文に慣れてくるので、やっと肝心なSection 4 - Pattern Usage Drillに移ります。こちらは一日1回をやはり1週間ほど繰り返します。
重要なポイントは、とにかく声に出すこと。それもAIをお手本にした自然な言い方を真似ること。パターンが使えるようになるまで繰り返すこと。
5 終わりに
今回のエントリーでは、最近始めたスピーキングトレーニングについてご紹介しました。これを1,2年続けると見違えるようにペラペラになっている、、、といいな。