Dreaming in Greater Boston

FreeTaxUSAを使ってTax Returnする(2024)

1 はじめに

今年もTax ReturnとFBARのシーズンがやってきました。 こちら で一足先に日本版確定申告の準備をしていたのですが、日本の確定申告受付開始を前に、米国Tax Returnのほうが先に終わってしまいました。

2 FreeTaxUSA

去年TurboTaxから乗り換えたFreeTaxUSAですが、Federal $0, State $14.99(あれ、少し値上げした?)と相変わらずの破格っぷりで最高です。(おそらく)今回からW-2の自動認識まで入って、TurboTaxを使う理由は全く無いと言っていいかもしれません。

使い勝手はTurboTaxとほとんど変わりません。質問に答えていくと申告書類が完成し、IRSと州の電子申告にも対応しています。ところどころで実際のフォーム(作り途中)が見られるので、質問の意味を取り違えていたとしてもチェックアウトできます。もちろん最終的に、前年の申告資料と突き合わせをしてミスをつぶすのですが。

3 Estimated taxes

去年痛い目にあいかけたのが、税金の支払い不足です。会社から天引きされる税金は会社の給与分だけなので、株式や利息、賃貸収入があった場合にマイナスが大きく出てしまいます。federalの場合、未払が1000ドルを超えるとペナルティーが課される畏れがあります。その年の税金はその年の内に支払うべき、という訳のようです。救済策として、前年の納税額以上納めておけばよい、という制度があるので、最低限前年の納税額になるように自分で4半期毎に税金を納めます。

Federalのestimatd taxはこちらから。Form 1042-ESでやるよりもpay onlineするのが便利です。 Massachusetts州の場合はこちらから。MassTaxConnectにアカウントを作って納付するといいでしょう。

去年も賃貸収入や株式配当があったので3ヶ月に一度、federalと州にestimated taxとしてマイナスにならないように納めておきました。しかし、定期預金(CD)の利子収入が予定していたよりもだいぶ多くなってしまい、州に納税していた分が実際に必要な額を数百ドル下回っていました。去年はCDでない高利子の口座(eg, メリルリンチのPreferred Deposit)でさえ4-5%利子がつきましたからね。今年は4%切ってしまい残念な限りです。

なお、メリルリンチのPreferred Depositは2/14現在3.67%です。このリンクは常にアップデートされているようですが、メリルリンチのポータルからはなぜか辿れないように思います。わざとわかりづらい場所に置いているのかなぁ。どうしてPDFファイルなんだろうなぁ。

ペナルティーにはならなかったのですが、気分的にあまりよくありません。今年は州へのestimated taxを100ドルずつ増やさなくては。。。もちろん、払いすぎた分は申告後に戻ってきます。

4 申告

一通り必要なドキュメント1099-*等を入手したら、いつもと同じ様にメモを作って申告する内容を全て計算しておき、FreeTaxUSAで申告します。相変わらずCharles Schwabが2/14まで1099を用意しないため、それを待って、一気に申告しました。手慣れてきたので去年と比べてだいぶ時間が短縮できました。

高額(といっても奨学金で減額されていますが)な、子どもの私立高校の学費が全く控除してもらえず、結構ショックでした。期待していたのに。

FBARも30分〜1時間でさくっと完了しました。あらかじめFBAR用のレートで日本の各口座の最高額を計算しておいたので。

5 おわりに

2024年の税金申告も8割方おわりました。あとは2/17の日本確定申告開始を待って、準備しておいた分を申告すれば完了です。