Daydreaming in Brookline, MA

PCを2台SSD化しました

1 はじめに

夏休みに実家回りをすると、PCやWifiの相談を受けることが多いのですが、今年は実家のPC2台の立ち上がりが遅くレスポンスも悪くなっていたので、メモリを足してHDDをSSD化しました。

2 富士通FMV Lifebook

2016年購入の AH53/X というCore i7、メモリ8GB搭載の比較的高性能なノートPCですが、Windowsの起動が遅くて、使えるようになるまでに電源を入れてから数分かかっています。2.5インチの遅いHDDがボトルネックになっているようで、せっかくのCore i7を生かしきれていません。

メモリを16GBに増やしてHDDをSSD化することにします。メモリは シリコンパワーのもの を、SSDは Crucialの1TB SSD を選びました。1TBが1万円強で買えるとは、SSDもずいぶん安くなりましたね。 同じPCモデルのSSD換装記事 を参考にして、ディスククローンのためにセンチュリーの 裸族の頭 引っ越しキットも購入しました。

まずはメモリだけ交換してみます。元々あった8GBのメモリモジュールを抜き、新しい8GBモジュール2枚を挿します。ところが、立ち上げようとすると電源LEDが激しく点滅するだけで起動する気配がありません。いろいろ抜き差しして試したところ、新しいモジュール1枚が原因らしいことがわかりました。初期不良でしょうか。

元々あった8GBモジュールと新しいモジュールの組み合わせにしたところ、無事起動してメモリ16GBとして認識しました。原因となったモジュールは、もう一台のPCで試して駄目だったら返品します。相性もありますからね。。。

次はクローンSSDの作成です。裸族の頭(すごい名前)にSSDを接続し、PCにUSBでつなげます。センチュリーのサイトから専用クローンソフトをダウンロードして立ち上げると、事前にSSDのフォーマットもせずにクローンが開始されました。100GBほどのデータを1時間くらいでクローンできました。放っておくだけなのでえらく簡単です。

別の SSD換装記事 を参考にSSDに入れ替えます。FMVの設計がよいためか、はまるところは無くあっと言う間に載せ替えることができました。

電源を入れてみます。Windowsの起動が明らかに速くなりました。ノートPC用の遅いHDDからのSSD換装は効果絶大です。Core i7の実力がようやく発揮できるようになりました。このPCもあと5年くらいは行けそうです。

不要となったHDDは裸族の頭を使って外付けHDDとしてバックアップ用にします。また、CPU冷却ファンの音が気になったので、電源接続時の冷却ポリシーを パッシブに変更 しました。

3 NEC Lavie All-in-one

2016年くらいに購入した PC-DA370EAW という、 Celeron、4GB搭載のディスプレイ一体型モデルです。 メモリ4GBでWindowsを動かすのはそもそも無理があると思いますが、案の定、何をするにもスワップが起こっているようで、反応が悪くイライラします。

ダメ元で、FMVで動かなかった8GBメモリモジュールを挿してみたところ、あっさり12GB (元々の4GB+追加8GB)として認識されました。やはり相性だったようです。4GB+8GBという組み合わせは性能上少し不利とは思いますが、Celeronモデルですし、まあ妥協の範囲内でしょう。

メモリを増やしたおかげでスワップが減り、反応がよくなりました。普段はシャットダウンせずにスリープを使っているため、Windows起動の遅さはそこまで気になりません。メモリを増やすだけでもいいかと思ったのですが、持ち主の意向でSSD化もすることにしました。

同じCrucialの1TB SSDと、2.5 → 3.5インチのマウンターを追加購入し、こちらのページ を参考にSSDに入れ替えます。

まずは裸族の頭を使ったディスククローンです。このPCにはデータが300GBほどあったので、クローンを仕掛けて放置します。数時間して覗いたら完了していました。事前のフォーマットも不要ですし、本当に簡単です。

20箇所以上あるネジをすべて外し、背面カバーを持ち上げます。作業のしやすかったFMVと比べてオールインワンLavieは設計がいまいちです。

ここでトラブルが発生しました。よく調べずにマウンターを買ったのがいけないのですが、3.5インチHDDはコネクターが端についており、一方マウンターは真ん中についていました。そのために、HDDケースにマウンターを入れるとケーブルが接続できないのです。まいったな。。。

amazon.co.jp で調べてみると、2.5 → 3.5インチのマウンターは大抵がコネクターが真ん中に来るタイプです。コネクターの位置が3.5インチHDDと異なるため、私のようにハマる場合がありそうに思います。

マウンターなしでHDDケースにSSDをネジ止めすることも考えましたが、コネクターにケーブルを挿した状態だとネジ穴が合いません。仕方なく、まずはHDDボックス内で宙ぶらりんのまま放置することにしました。SSDはHDDと違って物理的な動きが無いのと、このPCは設置型で動かさないため、致命的なことにはならないと期待します。並行して コネクター位置が正しいマウンター を追加発注します。

背面蓋をネジ止めして起動すると、やはりSSD効果でだいぶ速くなっていました。このPCもCeleronの遅さに耐えられなくなるまで数年は延命できたと思います。