Daydreaming in Brookline, MA

MacBookが突然死しました

1 はじめに

運悪く日本に一時帰国中に会社貸与のMacBook Pro (15インチ, 2018)が壊れて、マザーボード交換修理、再セットアップしたので顛末を書きます。

2 いきなり壊れました

先週の月曜朝、仕事をしようと思って会社貸与のMacBook Proのフタ(液晶ディスプレイ)を開けても画面が黒いままでした。本体が少し熱くなっています。電源ボタンを長押しして強制電断 → 起動しようとしても反応しません。システム管理コントローラーリセット(Ctrl + option + shift押したまま7秒)も駄目です。これ以上はアップルのサポートに持っていくしか無さそうです。

3 会社のヘルプデスクに相談

このMacBookは会社貸与のため、まずは会社のヘルプデスクに相談しました。代わりのPCを送るとのことなのですが、一時帰国中のため、最寄りのシンガポールからの送付になり、認可や輸出管理で最低でも3週間はかかるとのことでした。更に、Macの在庫が無いためにWindowsマシンになると言われました。3週間もWindowsも困ります。。。

ここまで、窓口が2回変わり、まる二日かかりました。

4 Genius Barに持ち込み

仕事にならないので、会社の許可を得た上で銀座のApple Storeに持っていくことにしました。WebでGenis Barのスロットを予約して翌日開店と同時に行ったところ、入店の際にスタッフ全員から拍手されました。壊れたMacを持ち込むだけなのに、どうして拍手されたのでしょう? こんなに多くの知らない人から拍手されたのは、人生初かもしれません。

Genius Barのスタッフが手際よく簡単なトラブルシュートをしたのですが、バッテリーや配線では無さそうとのことで、マザーボード交換のために入院することになりました。warrantyは切れているために有償修理です。税込みで約94K円の見積もりでした。購入価格が300K円くらいのところ、意外とリーズナブルです。

5 2日で到着

Appleからは修理の受付、開始、終了と送付の連絡が次々にメールで来ました。さすがApple、サービスが行き届いています。修理はあっという間に終わり、あとはヤマト運輸の送付待ちです。送付番号がヤマトの追跡サイトに反映されたら、ヤマトに電話して受取日時を相談するように言われていたのですが、修理完了の翌日午前中に早くも届いてしまいました。水曜に持ち込んで金曜の午前中までたったの2日間です。Appleもヤマトもすごすぎます。

6 会社PCとしての自動設定

Genius Barで予告されていましたが、やはりOSが初期化されており、2つ前のmacOS Catalinaが入っていました。SSDがマザーボード直付けのため、データは残らないんだそうです。しかしその後のセットアップを始めようとしたら、何故かこのMacが会社の所有物であることが認識されていて、(たぶんjamfによる)会社PCとしてのプッシュ設定、インストールが動きました。こんなことができるんですね。SSDも交換されているはずなので、意外な挙動でした。

7 環境回復

会社の推奨に従ってOSを最新のMontereyに上げてパッチをあて、ひたすらアプリのインストール及び環境復旧しました。大変だったのはssh/git設定とemacs、Fedora周りです。OS再インストールで消えてしまったデータをgithubや会社のgitlabからFedora内にクローンして戻し、それらにMac上のemacsからtrampでアクセスできるようにするのにだいぶ手間取りましたが、このブログに設定や手順を残していたのが役に立ちました。データを格納していたFedora VMを、もっとこまめにOneDriveにバックアップ(エクスポート)しておけばよかったかも。

sshキーの再生成や登録はめったのしないので、すっかりやり方を忘れていました。大方復旧するのに丸二日かかりました。

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