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1 はじめに
先日GoogleのPixel 4が壊れてPixel 7 Proに買い替えました。その際に日本の銀行アプリをいくつか入れたのですが、設定に結構苦労したのでメモを残しておきます。
2 必要条件
基本は日本の電話番号でSMSを受けられることが必要です。その他、アプリによって必要だったのは以下です。
- 本人証明書類である日本の運転免許証等が手元にあること
- 日本の電話番号への音声電話を使った番号入力
- 日本のGoogle Play Storeからのアプリインストール (=VPNで日本のIPアドレスに設定)
- スマホを日本の時刻に合わせること
私は日本の電話番号維持のためにDMMモバイルとの契約をずっと続けています。これまで何年も放置状態でしたが、いよいよ日本のSIMが活躍することになりました。
3 設定
3.1 ひらがな「み」で始まる某メガバンク
以前からPCで「み**ダイレクト」を使っています。振込などで必要になる第2暗証番号が書かれた紙のカードを持っているのですが、これが廃止されるので「み**ダイレクトアプリ」への移行をしなくてはいけません。Pixel 4から7への移行のタイミングで、この設定をします。
まず、Google Play Storeで「み**ダイレクト」を入れようとすると、例の"this item is not available in your country"メッセージが出てしまいます。ネットで回避策を探すと以下の手順でできることがわかりました。
- Play Storeアプリのキャッシュとストレージをクリア
- (念のためデバイス再起動)
- VPNで日本のipアドレスに設定
- Play Storeでアプリ検索、インストール
私はさらに、別のgoogleアカウントを作成してそれに日本を紐付けることもやってみました。なお、モバイルデバイスから作成すると、googleのSMS確認を回避できます。参考
「み**ダイレクト」アプリをインストールして初回登録をします。店番号、口座番号などの情報を入れていくと、登録されている電話番号(050で始まるIP電話番号)ではSMSが使えないと言われてしまいました。それはそうです。。。電話番号の登録変更には別のアプリ「み**口座開設&手続き」が必要だそうです。
再度日本のPlay Storeからアプリを入れます。アプリを起動して手続きしようとすると、デバイスの時刻が違うと文句を言われます。面倒ですが、clockアプリから時刻を手動設定にして日本にします。やっと本人確認です。
日本の免許証を使います。表面、裏面だけでなく斜めからも写真を撮るので、実物が手元にないと手詰まりになります。確認が無事に終了したので、住所と電話番号を変更します。そして登録変更のために1,2日待ちます。
登録変更完了がメールで来たので、再び「み**ダイレクト」アプリでの手続きを再開します。登録しなおした電話番号でのSMS認証が無事にパスし、やっと「み**ダイレクト」アプリが使えるようになりました。
3.2 漢字の「三」で始まる某メガバンク
アプリのインストールはUSのPlay Storeからできました。
最初、家族のiPhoneに日本のSIMを入れたのですが、なぜか銀行からのSMSメッセージが届きません。同じ電話番号に紐付けられているその銀行のウェブサイトを試してみたところ、その銀行からの電話着信を使った認証もできません。私のスマホ(Pixel)からZoiperアプリを使って日本の電話番号でかけると、きちんと着信するのですが。
ダメ元でそのSIMをPixelに入れ直したところ、すんなりとSMS受信に成功して、無事に銀行アプリを認証することができました。何だったんだろう。。。
更に、アプリ内でのワンタイムパスワード有効化には、何故かSMSでなく音声電話着信による認証が必要でした。こちらもDMMモバイルのSIMを入れたPixelでできました(ローミングは高いのでやめてほしい)。